女王には秘密があった。
先王である父親へ報告を行っていること。報告を行う度に苛烈な躾を行われていること。体には無数の傷跡があること。
側近の侍女ですらその事実を知らないのは、ひとえに彼女がひた隠しにしているせいだ。
百夜は今夜も報告をするために足を進める。体が恐怖に強張っていくのを感じる。
彼女は不意に、限界だと思った。
要素:女王/侍女/主従/身分差/おねロリ/姉妹
注意:暴力
1話│2話│3話……
3月末目標に執筆中です。
5万字程度の短編予定。